モラ夫との結婚準備の話

一口に結婚準備といっても人それぞれ認識は違います。
モラ夫は数時間だけの結婚式にお金をかけたくないので入籍だけにしたい。
私はやはりウェディングドレスというものを着てみたいし同棲からの入籍だけというのは結婚したという実感が湧きにくい（主にモラ夫が）のでケジメとして結婚式をしたい。
私の父も結婚式はあげてほしいとの希望もあり、身内と友人だけを招くこじんまりした式を挙げようということになりました。

既婚者の友人からも「男は結婚式の準備全然しないよ」と聞いていましたし、モラ夫は元々式自体したくない派だったので準備はほとんどやらないのは覚悟していました。が、予想以上でした。

モラハラをする人間の一つに「外面の良さ」がありますが、モラ夫も外面は非常に良いです。
なのでプランナーさんとの打ち合わせ位はちゃんとこなせるだろうと思いきや、ずーーっとスマホをポチポチ。
失礼すぎるとたしなめようとしたのですが、上には上がいるんですよね。同じ部屋にいた別のカップルは新郎さん打ち合わせしてる新婦さんの横でずーーっとノートパソコン叩いてました。
うっかり、こんなものか？と思ってしまい注意できずに進む打ち合わせ。
モラ夫のやる気が余りにもなさすぎるのでBGM決めを依頼するも（モラ夫は音楽が好きなので）
「好きな曲だから」といってチョイスしてきたのがALL失恋ソングで全却下するなど全く役に立たないモラ夫。
かといって私の独断で進めるとへそを曲げるのでお伺いを立てなければならないのですが仕事と趣味の合間且つ機嫌の良いときしか結婚式の話はできず思うように進まない準備。
なんとか無事式自体は挙げることができましたし、結婚式自体はモラ夫も楽しかったようで、結婚式を挙げて良かった、とは言いました。

事件は挙式後に起こりました。
挙式後、義両親の運転で役所に向かう車中
モラ夫「式に来てくれた人たちと呑みに行ってくるわ！」
私「…？」

結婚式準備だけでいっぱいいっぱいだったため、二次会はせず披露宴後は婚姻届を提出して、あとはゆっくりしようといっていたんです。
結婚式の余韻に浸ったり二人でのんびりしようとしていたところ、何の相談もなく呑みにいく…。
新婚早々妻を置いて遊びに行く…。
約束したことを新婚早々反古にされたことに怒りよりも呆れの気持ちしかなく、すでに飲みに行く約束をしてしまっているので止めることもできず。
義両親の運転でなければ役所に向かうのは止めて婚姻届の提出は延期していたかもしれません。
が、義両親に連れられ、ドナドナのような気持ちで婚姻届を提出。
ろくでもない入籍の思い出となりました。