モラ要素に気付かぬまま続くモラ夫との付き合い。
モラ夫は男尊女卑思考で自分勝手な人間ということは覚悟して
付き合い始めた私でしたが、付き合っている間のモラ夫、
予想外にマメで優しくて頼りになる彼氏だったんです。
正直びっくりしました。予想外のギャップがうれしくもありました。
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でもこれ、モラ夫あるあるだったなと思うんですね。
「彼女」はまだ自分のモノではないので特別優しくもてなす。
「嫁」は自分のモノだからモラ夫を大切に扱うよう求める。
釣った魚にはエサはやらないが釣りたい魚にはバンバンエサをばらまく。
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引っかかることと言えば金銭感覚位だったでしょうか。
倹約家だなぁとは思っていました。
節約を心掛けているとか貯金を頑張っているという話をよく聞きましたし。
下調べの上予算を守って買い物していたりもしました。
そこは、私が浪費家だったので見習わなければと
プラスポイントとしてとらえていました。
当時私は一人暮らしを始めたところで、
モラ夫はしょっちゅう家に来てはごはんを食べ、
炬燵に入りテレビを見てくつろぐという生活を送っていました。
そういう生活が3ヶ月位続いたんですが、
食費や電気代はすべて私の負担だったんですね。
その間一度も金銭面の負担を申し出ることはありませんでした。
洗いもののひとつもすることはなかったです。
週末位ならそんなに気にならなかったんですが
平日仕事終わりも含めて週のうち半分はそういった状況でした。
たまに来る人には家ごはんでお金を負担してほしいとも思いません。
週4日、しかも私の倍ぐらい食べるので想定していた食費をオーバーする日々。
金額的にもそこまで大きな負担ではなかったし、
同棲しているわけでもないのに食費を請求するのも…という気持ちで、
でもモヤモヤした日々。
モヤモヤしたまま付き合うのもな…と思いある日勇気を出して
負担が重いと告げたところいくらか食費を出してくれるようにはなりました。
が、今までの彼女にはそんなこと言われたこともないとのことで
しぶしぶ、といった風情にびっくりしたことは確かです。
その後もこちらから請求しないと払いませんでしたし。
外でごはんを食べるときは、私自身が奢られるのが苦手な人間だったので
基本的には割り勘でした。
だから家ごはんの時も自主的にお金のことを言い出してほしかった。
でも男の人は言わなきゃわからないものだとと聞くし、
言えばしぶしぶでも払うしまぁいいか…。と。
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何となくの引っ掛かりを残しながらも付き合いは続いていきましたが
こういう引っ掛かりを自分の中で消化しておくべきだったと思います。
彼女に金銭的な負担を負わせておいて何の疑問も感じず
自分の食費を節約する人間を結婚相手に選ぶべきではなかった。
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